特集 消化管内視鏡治療2006
コラム
再発食道癌に対する PDT
末吉 晋
1
,
笹原 弘子
1
,
藤田 博正
1
,
白水 和雄
1
1久留米大学外科
pp.499
発行日 2006年4月24日
Published Date 2006/4/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100311
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光線力学的療法(PDT ; photodynamic therapy)は腫瘍親和性光感受性物質PS(photosensitizer)とレーザー光によって引き起こされる光化学反応を利用した治療法である.具体的方法は参考文献1)2)を参照していただきたい.
食道表在癌の内視鏡治療(EMR, ESD)後の局所再発病変に対しては,再度同様の治療が試みられることがあるが,瘢痕のため病変のliftingができない症例など技術的に不可能なこともある.病変が小さく,浅い症例では簡便なAPC(argon plasma coagulation)が行われるが,放射線治療や食道切除を選択する施設も多い.われわれはEMR,ESD後の局所再発症例に対し積極的にPDTを施行している.症例を提示する.
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