特集 消化管の出血性疾患2005
止血術
9.フィブリン接着剤注入法
吉田 智治
1
,
白井 保之
2
,
白石 龍
2
,
岡澤 正
2
,
谷岡 ゆかり
2
,
矢川 智仁
2
,
原田 稔也
3
,
沖田 極
2
1山口大学医学部附属病院光学医療診療部
2山口大学医学部先端分子応用医科学
3山口大学医学部附属病院検査部
キーワード:
フィブリン接着剤
,
内視鏡的治療
,
止血術
Keyword:
フィブリン接着剤
,
内視鏡的治療
,
止血術
pp.702-703
発行日 2005年4月25日
Published Date 2005/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100100
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はじめに
現在,フィブリン接着剤(fibrin glue ; 以下 FG)は組織癒着,縫合部の補強,創傷部ケア,関節腔の保護,消化管吻合不全の予防や実質臓器の止血,および気胸や気管支瘻等の難治性瘻孔の治療に使用されている.内視鏡的には出血性の食道胃静脈瘤,胃潰瘍の治療を目的に使用されている.今回,内視鏡的止血術としてのFG注入法について報告する.
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