増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
免疫学的検査
免疫グロブリンその他
IgE
馬島 徹
1
,
山口 道也
1
1日本大学医学部第1内科
pp.516-517
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909923
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検査の目的・意義
IgEはレアギンと呼ばれ,アナフィラキシー様の過敏症が誘導されることが知られていたが,1966年に石坂ら1)によりレアギン抗体分子が解析され,IgEであることが同定された.IgEは沈降係数7.9S,分子量190,000であり,強い細胞親和性をもち,好塩基球や肥満細胞の表面に表現されるFcεレセプターを介して結合している2).IgEはアトピー性疾患や寄生虫疾患のスクリーニングに有用である.
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