増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
内分泌学的検査
下垂体
LH(黄体化ホルモン)
三宅 侃
1
,
坂田 正博
1
,
和田 和子
1
1大阪大学医学部産科学婦人科学
pp.362-363
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909860
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検査の目的・意義
LH(luteinizing hormone,黄体化ホルモン)は下垂体のゴナドトロープから分泌されるFSH(follicle stimulating hormone,卵胞刺激ホルモン)とともにゴナドトロピンであり,測定値で下垂体のゴナドトロピンの産生・分泌能を知ることができる.
また,下垂体は単独で機能してゴナドトロピンを分泌しているのではなく,視床下部,卵巣・精巣など他の生殖内分泌臓器とともに形成している機能環の一部としてゴナドトロピンを分泌しているので,ゴナドトロピンの一つであるLHを測定することは,この機能環が正常に作動しているかどうかを調べることにもなる.
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