臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅵ.血液検査
47.プロトロンビン時間(PT)
桜川 信男
1
Nobuo Sakuragawa
1
1富山医科薬科大学・検査部
pp.2200-2201
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219368
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プロトロンビン時間(PT)はQuick(1935)により創案されたもので,血液凝固の外因性凝固系の異常の診断に用いられる.PTの測定はクエン酸ナトリウム溶液1容と血液9容の割合で採血し,3,000回転15分間遠心して得た血漿0.1mlを小試験管にとり,37℃に加温し,あらかじめ37℃に加温した組織トロンボプラスチン・カルシウム混液0.2mlを加えて凝固時間を測定するものであり,最近では自動化機器で測定される.
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