増刊号 図解 診療基本手技 第2集
診療手技
外科的治療手技
熱傷の処置
安田 和弘
1
1日本医科大学・救急医学科救命救急センター
pp.310-312
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909711
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熱傷(火傷という表現は使わない)は,本来予防すべきものであり,いったん受傷すると完全に元どおりにすることは難しい.小児など若年者ほど瘢痕などの醜形を残しやすく,母親を中心に,日常生活において熱傷の危険を回避するよう指導することが重要である.
いったん受傷したときの処置方法は,熱傷面積や熱傷の深さにより大きく異なる.さらに年齢,受傷部位,全身状態を考慮に入れて,重症度を判定しなければならない.
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