Japanese
English
特集 栄養療法とformula
経腸栄養法の有用性と経腸栄養剤の特徴
Merit of enteral nutrition and selection of enteral formula
田代 亜彦
1
,
佐野 渉
2
,
山森 秀夫
3
Tashiro Tsuguhiko
1
1上都賀総合病院
2上都賀総合病院外科
3済生会習志野病院
キーワード:
経腸栄養法
,
translocation
,
侵襲反応
,
免疫機能
,
immunonutrition
Keyword:
経腸栄養法
,
translocation
,
侵襲反応
,
免疫機能
,
immunonutrition
pp.635-641
発行日 2003年5月20日
Published Date 2003/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101386
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経腸栄養法は静脈栄養法に比べて安全であり,廉価に施行できるなどの利便性に優れているばかりでなく,種々の生体反応からもメリットが大きい.すなわち,侵襲反応が少ない,免疫低下を予防できる,translocationを防ぐなど,今はimmunonutritionの一部と考えられている.また経腸栄養剤は多くの企業が参入して,消化態から濃厚流動食まで,薬剤扱いや食品扱い,また機能性栄養剤を含むものまで消化吸収能や病態に応じた製剤が用意されている.市場に出ている少なからざる種類の経腸栄養剤の中から現場で適切に選択するために,その特徴と選択基準を概説した.
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