今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー
栄養療法時の基本的ルール
脂肪投与—必要量の算定と投与法
福田 能啓
1
,
奥井 雅憲
1
,
下山 孝
1
1兵庫医科大学第4内科
pp.238-239
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909218
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ポイント
●完全静脈栄養や経腸栄養療法時には,必須脂肪酸欠乏症の発生が危惧される.
●欠乏症を予防するためには,リノール酸を含んだ脂肪乳剤の輸注が必要である.1日に10%脂肪乳剤では200ml,リノール酸量として総エネルギーの3%程度,α-リノレン酸では0.5%が必要とされている.
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