今月の主題 内科臨床における“こころ”と“からだ”
診療の現場での心身医療
終末期医療における“こころ”の対話
中保 利通
1
,
島田 哲
1
,
山室 誠
1
1東北大学医学部附属病院緩和医療部
pp.2056-2058
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909177
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ポイント
身体的な痛み,せん妄の診断に際し,対話のなかから得られる情報は少なくない.
悪い知らせは心理的順応を助けるよう工夫しながら伝える.患者を受容し,共感的態度で誠実に接することが対話の基本である.
緩和医療では死を早めること(安楽死)も遅らせること(延命処置)もしないが,苦痛などを除去するというやり方でQOLを高める努力をする.
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