今月の主題 内科臨床における“こころ”と“からだ”
年代別の心身医療
思春期の“こころ”と“からだ”
佐々木 夏恵
1
,
村松 芳幸
2
,
下条 文武
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科生体機能調節医学専攻内部環境医学講座(第2内科)
2新潟大学医学部保健学科
pp.2059-2061
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909178
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ポイント
人間では成長のピークが2つあり,第一のピークが0歳から3,4歳までの間であり,第二のピークが10歳頃から始まる.この第二のピークの時期には第二次性徴と呼ばれる変化が出現し,この時期を思春期と呼ぶ.
思春期とは自我が確立し,親からの自立が進む時期である.またこの時期は心身のバランスが乱れやすく,ストレスが災いして体の病気が起こりやすい時期といえる.からだの調子の悪さがこころの不調に影響しやすく,反対にこころの不安定さがからだの不調を招きやすい.そのため新しい体の変化に適合した新しいこころを作っていくことが必要となる.
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