特集 心不全のすべて―増え続ける心不全患者にどう対峙するか
心不全に対する集学的治療
終末期医療
柴田 龍宏
1,2
1久留米大学医学部内科学講座心臓・血管内科部門
2久留米大学病院高度救命救急センターCCU
キーワード:
意思決定支援
,
ACP
,
症状緩和
,
オピオイド
Keyword:
意思決定支援
,
ACP
,
症状緩和
,
オピオイド
pp.99-101
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_99
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Summary
▪死にいたるまでの過程をできる限り苦痛なく過ごせるように,また尊厳をもって死を迎えられるように支援する治療やケアが求められる.
▪心不全患者はがんと比べ苦痛症状の緩和が不十分なまま終末期を迎えており,適切な症状緩和がもたらす利益は大きい.
▪適切な心不全治療自体が症状緩和につながるため,基本的に最後まで心不全治療を継続する.
▪在宅医療の実現のため,地域医療に携わる多職種とコミュニケーションを密に行い,経験知を重ねていく必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2021