増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用
血液疾患薬
ヒト免疫グロブリン製剤(ヴェノグロブリン—IH)
松野 直史
1
,
麻生 範雄
1
1熊本大学医学部第2内科
pp.380-382
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909085
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適応
ポリエチレングリコール処理ヒト免疫グロブリン(ヴェノグロブリン—IH®)の適応疾患は,①低ならびに無ガンマグロブリン血症,②重症感染症における抗生物質との併用,③特発性血小板減少性紫斑病(他剤が無効で,著明な出血傾向があり,外科的処置または出産など一時的止血管理を必要とする場合),④川崎病の急性期(重症であり,冠動脈障害の発生の危険がある場合)である.適応関連の注意として,川崎病に用いる場合は,発症後7日以内に投与を開始することが望ましい.
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