増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用
代謝・栄養障害薬
食欲抑制薬(サノレックス)
安田 透
1
,
吉松 博信
1
1大分医科大学医学部第1内科
pp.234-239
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909024
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肥満症治療は食事療法と運動療法がその中心となるが,その実践と長期的維持には行動療法的アプローチが必要である.さらにその補助療法として,薬物・外科療法などが用いられる.肥満症治療に用いられる薬物は,①中枢性食欲抑制薬,②代謝促進薬,③消化吸収阻害薬に分類される(表1).このなかで,わが国で現在使用可能な抗肥満薬は,保険適用のあるマジンドール(サノレックス®)に限られている.本稿では,この薬物を中心にわれわれの使用経験を交え,概説する.
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