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‘豪快’な“大リーガー医”
松村 理司
1
1市立舞鶴市民病院内科
pp.29
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908935
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当院内科では,卒後臨床研修に資するために,主として米国の秀でた臨床医たちを指導医として招聘してきた.これらの“大リーガー医”たちは,臨床や医学教育以外の面でも多士済々であるが,なかにはユニークな‘豪快さ’も散見される.
時は午後2時.リチャード・ダイアモンド先生の公舎にいる奥さんから,ご主人の様子がおかしいとの電話があり.早速ストレッチャーで救急室搬送された先生だが,「頭がものすごく痛い,割れそうだ」と半分白目のパニック状態.血圧は,230/140mmHg!高血圧性危機(クリーゼ,クライシス)のようだが,‘恩師’の突然の変化に全員が戸惑い気味.眼底所見も取れず.
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