今月の主題 わかりやすい不整脈診療
不整脈の診断
Regular wide QRS頻拍の鑑別診断
鎌倉 史郎
1
1国立循環器病センター心臓血管内科
pp.1104-1106
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908765
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ポイント
regular wide QRS頻拍では,①心室頻拍,②変行伝導を有する上室性頻拍,③顕性副伝導路を介する頻拍を鑑別する必要がある.
頻拍中に房室解離や,心房興奮による心室捕捉がみられたり,流出路や心尖部起源の心電図波形を呈する場合は心室頻拍を疑う.
QRS幅が比較的狭く,右脚ブロック型で,心室中隔中央部起源の心電図波形を呈する場合は,変行伝導を第一に疑う.
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