今月の主題 腎・尿路系疾患を診る
一次性糸球体疾患
IgA腎症の診かた
𡌛村 信介
1
1三重大学医学部第1内科
pp.1836-1840
発行日 2001年11月10日
Published Date 2001/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908435
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ポイント
多くのIgA腎症は無症候性蛋白尿・血尿で経過するので起伏のない静かな疾患にみえるが,免疫学的活動期を看過せず,臨機応変に治療する必要がある.
慢性腎炎は治らないという先入観に惑わされることなく,予後を左右する因子を積極的に改善させる必要がある.
10年以上に及ぶ長期的な視点に基づいた診療姿勢が望まれる.
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