今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
診断—検査の使い分けと評価
慢性心不全の重症度とQOL評価法
諸岡 成徳
1
1獨協医科大学越谷病院循環器内科
pp.1642-1644
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908319
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ポイント
慢性心不全の重症度は,心臓ポンプ機能低下と症候群として日常生活制限から判定される.
ポンプ機能低下の判定の指標には左室駆出分画があり,運動能力からはpeak VO2やATがある.ただ最大強度の運動は日常生活では少ないので,6分間歩行試験で日常労作について判定される.
症候群としてはNYHA分類が基準となる判定法である.
QOLの基準となる判定法はないが,Minnesota Living with Heart Failure Questionnaireなどが使われる.
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