今月の主題 内科医ができる癌患者への対応
治療に伴う合併症への対応
抗癌剤と心毒性
石川 道郎
1
,
山口 徹
1
1東邦大学医学部附属大橋病院第3内科
pp.1528-1530
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908299
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ポイント
抗癌剤の心毒性は,不可逆性で致死的となることが多く,細心の注意が必要である.
anthracyclin系抗癌剤は,心毒性が使用上の制約となっている.
doxorubicinの慢性心毒性は拡張型心筋症様の病態を呈し,蓄積毒性で総投与量に比例して発症頻度が増加する.
cyclophosphamideは,anthracyclin系抗癌剤の心毒性を増強する
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