今月の主題 臨床に活かす免疫学
疾患理解のために—これだけはおぼえておきたい免疫応答メカニズム
アレルギー反応
小林 佳美
1
,
茆原 順一
1
1秋田大学医学部臨床検査医学
pp.970-973
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908167
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アレルギーとは
アレルギーとは抗原・抗体反応に起因した免疫反応であり,細胞,組織,臓器が障害を受ける病的現象である.遺伝的素因と環境因子による相互作用にて惹起される.
アレルギーの発生機序によって分けられたGellとCoombsの分類が幅広く用いられ,I型からIV型に分類されている.それぞれに該当する疾患や関連検査を表1にまとめた.臨床の場でアレルギーという場合,多くは1型アレルギーを指すことが多く,II〜IV型は免疫疾患として区別されることが多い.
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