今月の主題 動きながら考える内科エマージェンシー
症状からのアプローチ
不穏状態
保坂 隆
1
1東海大学医学部精神科
pp.798-799
発行日 2001年5月10日
Published Date 2001/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908127
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ポイント
まず不穏を落ちつかせようと薬剤でセデーションを図ると,意識障害によるものである場合には,その後の経過観察に悪影響を与える.
抗ドパミン剤によるアカシジア(静座不能症)も不穏と思われてしまうことがある。診断のポイントは,患者本人でさえ「なぜかわからないがじっとしていられない」といった意味のことを言う点である.
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