Scope
摂食・嚥下障害患者に対する代替栄養法—間歇的経管栄養法(intermittent tube feeding)の利点と適応
大熊 るり
1
,
藤島 一郎
2
,
稲生 綾
2
1東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
2聖隷三方原病院リハビリテーション診療科
pp.692-698
発行日 2001年4月10日
Published Date 2001/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908105
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はじめに
摂食・嚥下障害をもつ患者の治療にあたる際には,栄養や水分の摂取量を的確に管理し,全身状態を整えることが重要である.経口摂取では不足する量を見きわめ,適切な代替栄養法で補う必要があるが,その際,摂食・嚥下の妨げにならない栄養法を選択することが大切である.
代替栄養法には点滴や経管栄養などいくつかの方法があるが,それぞれに利点と欠点がある.使用する時期や期間,経口摂取可能な量を考慮して,最も適した方法はどれか検討する(表1).
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