図解・病態のメカニズム—呼吸器疾患・4
慢性閉塞性肺疾患とびまん性汎細気管支炎
上原 隆志
1
,
木田 厚瑞
1
1東京都老人医療センター呼吸器科
pp.323-327
発行日 2001年2月10日
Published Date 2001/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908016
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慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD),びまん性汎細気管支炎(diffuse panbronchiolitis:DPB)は,広範囲な肺内の慢性炎症により,進行性で不可逆的な閉塞性機能障害をきたし,晩期において労作性呼吸困難を主症状とする慢性呼吸器疾患という共通点をもつ.しかし両疾患の治療方針は明確に異なっており,したがって両者の鑑別は重要である.
本稿では両疾患の病態の差異について述べる.
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