今月の主題 内分泌疾患診療と研究の最前線
甲状腺疾患—診断法の進歩
バセドウ病とTSH受容体抗体
赤水 尚史
1
1京都大学医学部臨床検査医学
pp.318-320
発行日 1994年2月10日
Published Date 1994/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907905
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ポイント
●TSH受容体遺伝子のクローニングによって,従来のTSH受容体抗体測定アッセイの改良が可能になった.
●新しい測定アッセイは,遺伝子組み換え受容体蛋白,受容体ペプチド,変異受容体を利用し,感度・特異性・簡便性における改善が期待される.
●新アッセイによって,多様なTSH受容体抗体,例えば刺激型および阻害型抗体の区別も可能になりつつある.
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