今月の主題 糖尿病と合併症へのアプローチ
病態に応じた個々の症例への対応
不安定糖尿病
髙根 直子
1
,
牧田 善二
1
1久留米大学医学部内分泌代謝内科
pp.2016-2018
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907874
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●不安定糖尿病の治療として,インスリン持続皮下注入療法(continuous subcutaneous insulin infusion:CSII)が有力な治療法と考えられている.
●従来のインスリン頻回注射と比較して,CSIIのほうが,HbA1Cも低下し,重症低血糖の頻度も少ないと報告されている.
●特に暁現象(dawn phenomenon)をきたす症例や,夜間の無自覚性低血糖を含む重症低血糖を繰り返す症例は,プログラミング可能なインスリンポンプの適応である.
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