今月の主題 肺炎—市中感染と院内感染
市中肺炎へのアプローチ
肺炎診断におけるCTスキャンの利用方法
小場 弘之
1
,
伊藤 英司
1
,
伊藤 峰幸
1
1札幌医科大学第3内科
pp.1592-1594
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907642
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●肺炎の診療においてCTスキャンの有用性は高く,種々の肺疾患との鑑別に必要な肺の形態情報を得ることができる.
●気管支肺炎のCT所見は,区域性を有する辺縁不明瞭な,種々の大きさの肺胞性陰影で,癒合傾向が強く,しばしば気管支透亮像を伴う.
●重症例および非定型的な経過や所見を呈する例に対しては,速やかにCTを撮影して治療方針決定の一助とする必要がある.
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