今月の主題 アレルギー診療の実際
喘息
高齢者喘息の発症機序,病態と治療の注意点
長谷川 眞紀
1
1国立相模原病院
pp.241-243
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907349
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●高齢者では約半数が非アトピー型(皮膚テスト全陰性+カンジダ単独陽性)である.
●皮膚反応陽性例については,血清中特異IgE抗体,誘発反応陽性率は若年者と大差ない.
●高齢者でも治療の原則は変わらない.
●合併症の有無によって原則を柔軟に応用しなければならない.
●吸入薬(MDI)はスペイサーを使用して吸入させる.また頻回の吸入指導が必要である.
●テオフィリン製剤の代謝が遅延して,血中濃度が上昇することがあるので注意する.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.