増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
診療手技の偶発エマージェンシー
胸腔穿刺・胸膜生検
相澤 信行
1
1湘南鎌倉総合病院内科
pp.406-407
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907186
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ポイント
●胸腔穿刺・胸膜生検を行う際の偶発症としては,気胸,血胸,肝臓または脾臓穿刺などがある.
●穿刺の際に大気と交通させないようにする,肋骨の上縁を穿刺する,深く刺しすぎないようにストッパーをかける,生検のときに生検針の刃を上に向けない,などの注意により偶発症は防げる.
●気胸や血胸が起こったときには,胸腔ドレーンを入れる必要がある.
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