増刊号 図解 診療基本手技 第2集
診療手技
穿刺および生検法
胸腔穿刺法と胸膜生検
村杉 雅秀
1
,
新田 澄郎
1
1東京女子医科大学・第1外科
pp.210-214
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909685
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●胸腔穿刺法と胸腔ドレナージ法
胸腔穿刺,胸腔ドレナージは胸腔内に貯留した気体(空気,ガス),液体(胸水,血液,膿など)の診断あるいは治療の目的で行われる.疾患としては気管支,肺胞瘻などの気胸,炎症性,悪性胸膜炎,血胸,急性および慢性膿胸,乳糜胸などがあげられる.呼吸器科のみならず,緊張性気胸,血胸など救急外来で遭遇することも多く,さらに中心静脈栄養のライン確保時(特に鎖骨下静脈穿刺時)の合併症などに対しても必要な重要な手技の1つである.
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