今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント
腎障害患者の管理上の留意点
診断・外科的手技
鍋島 邦浩
1
,
高山 公洋
1
1市立岡崎病院腎臓内科
pp.1176-1178
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906875
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ポイント
●腎不全症例に対するヨード造影剤検査では,低浸透圧性造影剤で必要最小限の投与を心掛ける.
●代償性腎不全期では造影前に十分な輸液を行い,非代償性腎不全期では造影後,血液透析による造影剤の除去を行うこともある.
●手術療法に関しては,外科医,麻酔科医および透析医が密に連携して周術期管理を行うことが重要となる.
●非代償性腎不全期や透析期での体外循環下における開心術では,積極的に各種血液浄化法を並行する.
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