一般外科医のための形成外科手技・23
顔面腫瘍の診断と形成外科的手技
梁井 皎
1
Akira YANAI
1
1順天堂大学医学部形成外科
pp.1787-1793
発行日 1990年11月20日
Published Date 1990/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900317
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はじめに
一般外科外来において,顔面腫瘍の症例に遭遇することは少なくない.顔面腫瘍のうち,皮膚科専門医の手に委ねたほうがよいものがあり,また,顔面腫瘍の大きいもの,あるいは悪性腫瘍については,形成外科専門医に紹介するのがよいと思われる.しかし,顔面腫瘍の大部分のものについては,その診断は容易で,形成外科的手技について多少の心得があれば,一般外科外来で十分に対処することができる.
本稿では,顔面腫瘍の診断と形成外科的手技の概略を述べ,代表的な症例を供覧する.
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