今月の主題 浮腫をどう診るか
診断に迷う病態・頭のすみに置きたい疾患
薬剤・中毒に伴う浮腫
鍋島 邦浩
1
,
比企 能之
1
1藤田保健衛生大学腎内科
pp.2032-2035
発行日 2008年11月10日
Published Date 2008/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103601
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ポイント
●薬剤性あるいは中毒性の浮腫の診断の第一歩は,まず疑うことが重要である.
●病歴では使用薬剤をしっかり把握することは当然であるが,基礎に心・腎・肝疾患といった,浮腫をきたすリスクの高い疾患の存在や,アレルギー歴の有無も把握する.
●薬剤性と判明した場合,その薬剤の中止,あるいは減量が原則であるが,それが無理な場合は,浮腫をきたした病態生理を踏まえて対応を考える
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