今月の主題 浮腫をどう診るか
座談会
心不全と腎不全を合併する浮腫をどう診るか―その大多数の背景に潜む糖尿病
鍋島 邦浩
1
,
平光 伸也
2
,
藤田 芳郎
3
,
奥村 中
4
1藤田保健衛生大学腎内科
2平光ハートクリニック
3トヨタ記念病院腎・膠原病内科
4岡崎市民病院内分泌内科
pp.2068-2077
発行日 2008年11月10日
Published Date 2008/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103612
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本特集のテーマである浮腫をきたす疾患は,多岐にわたる.なかでも,心不全と腎不全は,ともに全身性浮腫をきたす代表的な疾患であるとともに,互いの増悪因子となる.そこで,本座談会では心不全と腎不全をクローズアップして取り上げるとともに,その背景に多く潜む糖尿病が心疾患に与える影響や糖尿病性腎症の特徴などについて,それぞれのエキスパートにご議論いただいた.
浮腫をきっかけとして,その複合的な病態や原因へどうアプローチするか,多角的に診る重要性が浮かび上がる.
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