今月の主題 見えてきた腎疾患
腎疾患を持つ患者の外来一般診療
慢性透析患者の併発症をどう診るか—診療上の注意点
鍋島 邦浩
1
,
秋澤 忠男
1
1昭和大学藤が丘病院腎臓内科
pp.1921-1925
発行日 1995年10月10日
Published Date 1995/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903869
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ポイント
●慢性透析患者は特有の合併症のみならず,すべてのcommon diseaseを併発しうる.
●観血的検査や造影剤を使用する検査を施行する場合,透析時の抗凝固剤の変更や透析スケジュールの調整を要する.
●薬物治療では,蓄積性あるいは透析性とともに,すでに投薬されている薬剤との相互作用についても検討する必要がある.
●手術療法に関しては,外科系執刀医,麻酔医および透析医が密に連携して周術期管理を行うことが重要となる.
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