今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症
骨粗鬆症
骨粗鬆症の発症機序と診断
竹内 靖博
1
1東京大学医学部第4内科
pp.1055-1058
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906851
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ポイント
●骨粗鬆症は,骨量の減少と骨微細構造の破綻により,骨折の危険度が高まる疾患である.
●骨粗鬆症は,骨吸収と骨形成の平衡関係の破綻により生じる.
●その主な原因は,閉経と加齢である.
●日本骨代謝学会により骨粗鬆症の診断基準が提唱されている.
●わが国の骨粗鬆症患者数は年々増加しており,2000年には1,000万人以上になると推測されている.
●骨粗鬆症による骨折の好発部位は椎体骨と大腿骨頸部である.
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