今月の主題 Evidenceに基づいた内科疾患の予防
呼吸器疾患の予防方法
慢性閉塞性肺疾患の悪化予防と感染予防
田中 裕士
1
,
田中 紳太郎
1
,
阿部 庄作
1
1札幌医科大学第3内科
pp.2002-2004
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906602
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●慢性閉塞性肺疾患の急性悪化の最大の原因は感染であり,次に肺性心である.
●慢性閉塞性肺疾患の感染による急性悪化予防として,インフルエンザウイルスワクチンの有用性が確認されており,重症感染症による死亡率を50〜70%滅少させるとされている.
●感染による早期増悪には抗菌薬を使用するが,抗菌薬の予防投与による感染予防効果は確認されていない.
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