今月の主題 内科医のためのCT
頭部CT
変性疾患
和田 昭彦
1
,
大内 敏宏
1
1亀田総合病院放射線科
pp.1784-1785
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906551
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- 文献概要
●変性病変の多くはCTではX線の吸収値の差としては描出できず,その診断はコントラスト分解能の高いMRIに委ねられる.
●CTの主な役割は,他の器質的疾患の除外である.
●MRI所見や臨床所見から臨床診断がなされれば,その後の形態学的変化(委縮の進行など)の経過観察はCTでも可能なことも多い.
●長時間の安静が困難な場合やペースメーカー装着者など,MRIの適応外の患者では必然的にCTの適応となる.
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