今月の主題 内科医のためのCT
頭部CT
外傷
萩原 章
1
,
赤土 みゆき
1
,
井上 佑一
1
1大阪市立大学医学部放射線科
pp.1780-1782
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906550
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●撮像法は,急性期には通常の単純CTで十分である.ただし,必要に応じて再検査することが重要である.
●脳実質外の病変として急性硬膜外血腫,急性硬膜下血腫,慢性硬膜下血腫,硬膜下水腫,くも膜下出血などがある.急性期には血腫は高吸収域に描出される.
●脳実質内の病変として,脳挫傷,脳内血腫,びまん性軸索損傷などがある.壊死に陥った脳実質が低吸収域に,血腫が高吸収域に描出される.
●高血圧性脳出血,脳動脈瘤破裂など外傷以外の病変との鑑別が必要なこともある.
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