今月の主題 内科医のためのCT・MRI
CT—頭部
頭部外傷
赤土 みゆき
1
,
井上 佑一
2
1南大阪病院・放射線科
2大阪市立大学医学部・放射線科
pp.948-952
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901529
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ポイント
1)頭部外傷の急性期には,CTで脳浮腫(低吸収域),脳挫傷(“salt and pepper”または“mottled”appearance),頭蓋内出血(高吸収域)などが抽出される.
2)受傷数時間から数日後に,血腫が発生あるいは増大することがある(delayed hem-atoma).
3)慢性硬膜下血腫は,進行性痴呆などで発症し,均一あるいは不均一な低〜高吸収値を示す.
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