増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
腫瘍マーカー
消化器系
SPan-1
佐竹 克介
1
1大阪市立大学医学部第1外科
pp.656-657
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906515
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臨床上の重要性
●SPan-1抗原は,ヒト膵癌培養株SW1990を用いて作製されたマウスモノクローナル抗体が認識する癌関連抗原である.
●SPan-1抗原は膵癌患者の血中に最も高率に検出され,膵癌の診断に有用とされる.しかし,胆道癌,胆嚢癌の血中にも高率に検出され,さらに,頻度は少ないが他の消化器癌や非消化器癌にも陽性例がみられる.
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