今月の主題 検査異常から考える血液疾患
血液疾患・病態へのアプローチ
出血傾向と血栓傾向
血小板の量的・質的異常
倉田 義之
1
1大阪大学医学部附属病院輸血部
pp.650-651
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905995
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- 文献概要
●血小板減少を鑑別していくにあたっては,まず最初に偽性血小板減少症を否定しておく必要がある.
●出血傾向を認める症例で血小板数が正常の場合には,血小板機能異常症および凝固異常症を考える.
●抗炎症鎮痛剤の服用や各種疾患において血小板機能の低下がみられることがあるので,詳細に問診などを行う必要がある.
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