検査データを考える
血小板減少
倉田 義之
1
1大阪大学医学部附属病院輸血部
pp.127-130
発行日 2000年2月1日
Published Date 2000/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905292
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
血小板は止血に重要な役割を果たしている細胞である.血小板数が極度に低下すると出血傾向を示すようになる.最近では感冒などで病院・医院を受診しても血液検査を受けることが多い.その際には血小板数も同時に測定されていることが多い.そのため出血などの症状は認めないが,血液検査で血小板減少を指摘されたとして来院する症例も多くなってきている.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.