今月の主題 検査異常から考える血液疾患
血液疾患の検査から何がわかるか
出血凝固系検査
中野 一司
1
,
丸山 征郎
1
1鹿児島大学医学部臨床検査医学講座
pp.589-591
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905977
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●出血時間は,血小板の質的量的(血小板数あるいは血小板機能の)異常をスクリーニングする検査であり,凝固線溶系の因子は影響しない.
●理屈に合わない血小板減少症をみた場合,末梢血塗抹標本にて血小板の減少を確認することが重要である.
●凝固線溶系検査は緊急検査であり,それぞれの検査値を組み合わせて病態を読む必要がある.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.