図解・病態のメカニズム—分子レベルからみた神経疾患・13
モデルマウスの作製
若松 延昭
1
1徳島大学医学部第1内科
pp.1977-1981
発行日 1996年10月10日
Published Date 1996/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905337
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近年の分子遺伝学の研究の発展により,遺伝性の神経変性疾患の病因遺伝子が次々とポジショナルクローニングにより同定されてきた.一方,その仕事とほぼ並行して,これらの疾患のモデルマウスが遺伝子操作により作製され,その病因の研究,治療法の開発のために使用されている.本稿では,gene targetingによるモデルマウスの作製法の原理を述べるとともに,すでに作製されている代表的なモデルマウスをヒトの同疾患の臨床症状と比較して述べる.
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