今月の主題 レディースクリニック
妊娠中にみられる問題
妊娠と心疾患
石光 敏行
1
,
杉下 靖郎
1
1筑波大学臨床医学系循環器内科
pp.1659-1661
発行日 1996年9月10日
Published Date 1996/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905256
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ポイント
●リウマチ性心疾患が減少し,先天性心疾患の頻度が相対的に増加している.
●弁膜症では逆流性疾患の頻度が高い.
●大動脈弁狭窄例では,妊娠により症状が悪化するので特別の注意が必要である.
●肺高血圧症例では基本的に妊娠は禁忌である.
●チアノーゼ性心疾患には特別の注意が必要である.
●複雑心奇形の術後症例が今後問題になってくる.
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