今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス
治療を睨んだIBDの臨床診断学
潰瘍性大腸炎の画像診断
五十嵐 正広
1
,
小林 清典
1
,
勝又 伴栄
1
1北里大学東病院消化器内科
pp.1480-1485
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905215
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ポイント
●潰瘍性大腸炎(UC)は,炎症の時期によって画像が異なる.
●典型例では,直腸から口側に連続したびまん性の炎症がみられる.
●急性期には,前処置の下剤や検査手技で病状を悪化させることがあるので注意が必要である.
●臨床症状や内視鏡所見により重症度を判定し,治療法を選択する.
●緩解期には,萎縮した粘膜や炎症性ポリープを伴うものがあり,経過不明な症例では他疾患との鑑別診断も重要である.
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