今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology
血管系のInterventional Radiology
動脈塞栓術
脳脊髄血管病変に対する塞栓術
緒方 登
1
,
後藤 勝彌
1
,
卯田 健
1
1飯塚病院脳血管内外科
pp.1091-1095
発行日 1996年6月10日
Published Date 1996/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905137
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ポイント
●脳動静脈奇形の治療はガンマナイフが中心となりつつある.そのため,ガンマナイフの制約,問題点を補うことを目的とした塞栓術が行われるようになってきた.
●脳動脈瘤の塞栓術は,GDC(Guglielmi detachable coil)の登場により飛躍的に進歩した.
●硬膜動静脈瘻の治療は塞栓術が第一選択であり,病変部静脈洞を閉塞することにより完治可能である.
●脊髄硬膜動静脈瘻の治療は塞栓術が第一選択であり,NBCA(n-butyl-2-cyanoacrylate)を用いて瘻孔を完全閉塞する.塞栓術が不可能な場合は外科手術を行う.
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