グラフ 高速CTによるイメージング・4
心臓領域のHelical CT
松本 滋
1
,
原田 潤太
2
,
多田 信平
1
1東京慈恵会医科大学放射線医学教室
2東京慈恵会医科大学柏病院放射線医学教室
pp.999-1005
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905119
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CT診断における高速螺線型CT(複数の呼称が使われているが,本稿では以下Helical CTを使用する)の出現は,肺,肝疾患領域を中心に診断能を向上させたが,心疾患についてはどうであろうか?
本稿では,Helical CTの特徴を示し,従来型CTとの比較をまじえてHelical CTの合理的な利用法について解説する.また,超高速CTといわれる電子ビーム型CT(Electron Beam Tomography:以下EBTと略す)は1989年以来,延べ17台の導入を数えるが,Helical CTに比較すれば圧倒的に少数でもあり,汎用機としては一般的ではないと考え,紹介するのみにとどめることとする.
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