今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス
内科と皮膚科の境界領域
HCV感染と皮膚症状
秋山 真志
1
1北里研究所病院皮膚科
pp.672-673
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905044
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ポイント
●急性のHCV感染者にみられる皮膚症状として,躯幹,四肢,顔面の再発性丘疹性紅斑,蕁麻疹,および蕁麻疹様紅斑などがある.
●慢性のHCV感染との関連が報告されている皮膚疾患には,皮膚の壊死性血管炎(クリオグロブリン血症による),晩発性皮膚ポルフィリン症,扁平苔癬,結節性紅斑,脂肪織炎,蕁麻疹,多型紅斑,皮膚掻痒症などがある.
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