今月の主題 肝疾患Q&A
肝疾患の診断
慢性肝炎を活動性・非活動性に分類する意義はあるのか
永井 孝三
1,2
,
賀古 眞
1,2
1帝京大学医学部第4内科
2溝口病院
pp.458-460
発行日 1996年3月10日
Published Date 1996/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904991
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●慢性肝炎の分類が国際的にも改定されつつある.
●その要諦は,①病因診断を明記すること,②主要所見のうち,時間的経過を反映する線維化と,その時点での壊死・炎症反応に分けて評価し,前者をステージ,後者をグレードとし数量化して併記する,ことにある.
●本邦でも欧米分類との整合性のとれた新分類が検討されており,活動性・非活動性に分ける従来の分類は廃止される可能性が高い.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.