病気のはなし
慢性活動性肝炎
針原 重義
1
1大阪市立大学第三内科
pp.208-214
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202984
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肝臓は体の中で最も大きな実質臓器であり,機能面では体の化学工場としての働きをしている.すなわち,生体に必要なものを作り出し,生体に不必要になったものを分解する働きを,肝臓は行っているのである.
慢性肝炎とは,肝臓の化学工場としての働きが長期間だらだらと障害されている状態である.つまり,慢性肝炎はなかなか治らずに遷延する肝臓の炎症である.
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